プレゼントは花火
あの大騒ぎだったJoeのバースデー。
そのJoeへのバースデー・プレゼントは「花火」!
って一緒に、大晦日にシドニー湾の花火を見に行っただけなんだけど、過去最高のプレゼント金額でした!
実は、もともとプレゼントは(あの大っきなテレビを買ったので)DVDレコーダーにしようと考えていたんだけど、誕生日前にJoeに「物と思い出、どっちがいい?」って聞いたら「思い出!」って
で、前から「迫力ある年末の花火を見たい!」って言っていたので、「花火の思い出」をプレゼントに決定!
そっからいろいろと検索開始!
まず、はじめに思い浮かんだのが「クルーズ船」
これが、当然なんだけどスッゲー高い!
大晦日の夜の7時ぐらい出航で、9時と12時に打ち上げられる花火を船上から見て、深夜の1時に下船するもの。当然、食事に飲み物付きなんだけど、一番安くても1人500ドル以上!
無理!
よく調べたら、通勤とかで使われているシドニー・フェリーの大晦日クルーズ180ドル!ってのもあったけど、あのフェリーから花火を見るの、って…
ちょっとプレゼントとしてはね…
で、次がレストラン。
ハーバー・ブリッジの見えるレストランとか、橋向こうの水辺のホテルのレストランとか、いろいろ探したけど、どれもお値段は300ドル以上!
シドニー・タワーでも大晦日のパーティー、ってことでドリンクと軽食がついたパッケージがあったけど、これもかなりのお値段…
で、最終候補になったのが「Midnight at the Oasis」
オペラハウス横のローヤル・ボタニック・ガーデンが主催する大晦日の屋外イベント。
グルメ・ミールを食べながら、テーブル席からゆったり花火を見る、というもの!
ダンス・フロアーもあり、DJも!
それが… 食事付き、でも飲み物は別料金で、1人280ドル!
ウーン、やはり高い… しかも屋外だから天気の心配もあるし… でも、300ドル以下だし…
ってかなり悩んだけど、この会場が、あのマルディグラの「ハーバー・パーティー」と同じ場所!そう、景色が凄いんです!シティーの摩天楼にオペラハウス、ハーバー・ブリッジと、シドニー一番!と言ってもいいほどの眺め!多分、花火を見るなら最高の場所!
が、天気が…
って思ったけど、Joeの「思い出がいい」って言葉が浮かんで、もし、大雨とかだったら逆に「思い出」になるじゃん!って
ビショビショになりながらのディナーもいいかな?って
「思い出」をプレゼントするんだがら、強風が吹いて花火中止でも、絶対「思い出には」なるかな?って
で、決定!2人でブッキング・フィーも入れて600ドル!ちかく!
ま、Joeには当然プレゼントなので料金については秘密。チラッと「高かったんじゃない?」とは聞かれたけど、適当に返事。
で、当日!

大晦日ってことで、形ばかりの掃除(大掃除とは言えない)をして、出掛ける前に「年越しそば」!
やっぱ、これだけは食べておかないとね!って、かまぼこもないシンプルなおそば。
で、電車でGO!
マーティン・プレイスから歩いて会場のあるローヤル・ボタニック・ガーデンへ!
毎年、ローヤル・ボタニック・ガーデンにある「ミセス・マッコリーズ・ポイント」は花火見物の一番人気の場所で、入り口はゲートになっていて、持ち物検査とかパスしないと入場できないようになっている。
で、一般の人の入場とは別に、「Midnight at the Oasis」用のゲートがあり、そこでチケット・チェック、食事の引換券をもらい、リスト・バンドをしてボタニック・ガーデンへ!
さらにゲートから歩いていくと、「Midnight at the Oasis」の入り口が!
そこで、ウェルカム・ドリンクのサービス!スパークリング・ワインです!
さらに前菜の入ったボックスを受け取って入場。
会場内は、屋外用の丸テーブルがあり、好きなところに場所取り。っていっても、テーブルには各4つ椅子が用意されているので、2人だったら相席。
で、リタイアしたカップルと相席で、お食事スタート。

ボックスの中には、エビとローストした野菜が入ったサラダに、パンと、ペコリーノ・チーズとハーブのスクロール。
ま、普通のお味。
会場内にはドリンク・コーナーがあって、飲み物はすべてそこで買うことになり、Joeはさっそく赤ワインをボトル買い!
前菜もすませ、ワインを少し飲んで周りを見渡すと…

やはり、凄い景色!です!
ちょうど夕暮れで、空の色がどんどん変わっていって、吹く風も気持ちよく、最高の天気!
で、次からのメインの料理は、カウンターでチケットと引き換え。メニューは、ラム肉、チキン、サーモン、それにベジタリアン用のミールが用意されていて、自分はサーモン、Joeはチキンをチョイス。
自分のサーモンは、ちょっと冷めていてあまり美味しくなかった…
が、Joeの選んだチキンは暖かく、ジューシーで大正解!マッシュルーム・ソースとチキンの相性もバッチリ!
ま、ブログ・ネタ的には同じ料理を2品頼んでもしょうがないけど、ここは自分もチキンをチョイスするべきだった…

で、入場したのは7時半ぐらいで、メインを食べ終わったのは8時半ぐらい。
あたりはかなり暗くなってきました!
で、Joeと話してるうちに、お子様向け9時の花火!(通常、新年の花火って夜12時なんだけど、家族連れとか、子供が12時まで起きてることができない!ってことで、シドニーでは9時にも花火があがります)
その花火は、右手の湾内と、ハーバー・ブリッジの向こう側の2カ所で上がっていて、それなりに奇麗です。
やはり、最後は乱打!って感じで、バンバンあがって、けっこう迫力アリ!
近くであがってるしね。

で、花火の後はデザート・タイム!
ビスケットにマスカポネ・チーズのイタリアン・デザートで、ティラミスのコーヒー抜き、って感じ。ローストしたアーモンドと生のブルーベリーがちらしてあって、なかなか濃厚なデザート。
この時間からは、コーヒーと紅茶もサーブされて、お茶と一緒にデザートを楽しみました!
が、この9時の花火から12時までがけっこう長い!
会場にはダンス・スペースも用意されていたけど、ほとんど椅子にすわったままで、リラックス。
そう、実は数年前にJoeが、ミセス・マッコリーズ・ポイントで花火を見たい!って言い出して、2人でピクニック・シート持参で夕方の4時ごろから場所取りしたことがあって、それが、やっぱ大変で、とにかく人だらけ!時間が経てば経つほど人が増えて来て、もうゲンナリ。
肝心の花火も目の前では上がっているけど、もう疲れちゃって…って感じであまり楽しめなかった。
そんな経験があるから、こうしてゆったりテーブルでワインとともに花火を待つ、ってヤッパ、大金を支払ったことはアル!って感じで、ちょっと会場内を散歩したり、ひたすらゆっくりリラックスして過ごすことに…
他のお客さんも、年齢層はかなり幅広いけど、18歳未満お断りイベントなので、雰囲気はかなり「大人」。
服装もフォーマルではないけど、短パン・Tシャツってくだけた感じではないのも、「大人」の雰囲気。
若い子でも、飲んで騒ぐってタイプはいないし、あの身動きもできなかった昔とはかなりの違い!
それから、三脚に一眼デジカメ持参の人も多かったけど、自分は小型の小っちゃなデジカメのみ。今回はJoeへのプレゼントだし、自分、一眼なんか持って来たら、Joeそっちのけで写真しか撮ってないような気がするしね。
で、11時過ぎには、スナックも用意されていて、それが4つのマッシュルームのピザ!意外とこれが一番うまかった!
でも、もうかなりお腹いっぱい!
で、新年を祝う用にスパークリング・ワインでも買ってこようとしたけど、もうお腹いっぱいだし、ボトルで買っても飲みきれないし…ってことでパスっ!
って思ったら、同席のカップルから「よかったら飲みませんか?」って!
彼らも、新年を祝う用にスパークリング・ワインをボトルで買ってきたようで、新年直前にいただきました。
で、カウント・ダウン開始!
ここで、みなさんにお年玉!カウント・ダウンの動画です!初動画!
ハーバー・ブリッジのパイロンと呼ばれる左右の支柱にカウント・ダウンの数字が映写されています。
ってデジカメの動画撮影なので、クオリティーはよくないですが…
その後は、もう凄い!の一言!
ハーバー・ブリッジがオペラハウスで障害物となって全体は見えないけど、左からシドニー・タワー、花火もあがるビル群、ブリッジの向こうであがる花火、そしてメインのハーバー・ブリッジ、さらに右手にミセス・マッコリーズ・ポイントの先であがる花火!と、もう壮大な眺め!
で、またまたみなさんにお年玉!Joeへのプレゼント、少しだけお裾分けします!
って、実はこの後が、ラストの盛り上がるところ!
でも、花火を見てる途中でJoeが「なに写真ばっか撮ってるの!」って言われて、気づいたら、目の前でこんな壮大な花火がバンバンあがっているのに、自分、デジカメの2.5インチの画面しか見ていない!ってことに気づいて…
最後は、カメラはテーブルに置いて、Joeと一緒に歓声をあげて見終わりました。
メインの最後の花火は、写真も動画も何も残っていないけど、しっかり「思い出」として心の中に残しました。
はじめは、新年になったらJoeや、同席のカップルとスパークリング・ワインで乾杯して…なんて思っていたけど、花火に見とれて(自分は、写真に撮るので精一杯で)すっかり忘れていて、花火が終わってから、ようやく乾杯!
その後は、同席のカップルはすぐ帰ってしまい、残りのスパークリング・ワインをいただいてしまった!
新年そうそう、ラッキー!
で、残りのスパークリング・ワインを飲みながらしばらくゆっくりして帰りました。
ま、Joeはかなり喜んでいて、600ドル近くも払った甲斐はあったかな?
自分も、今まで見た花火ではベストでした!
通常ブリッジの花火って、規則正しく打ち上げられるけど、今年は、途中でランダムであがる瞬間があって、もうブリッジがいくつかの種類の花火で“花火まみれ”になっていて、最高でした!
それから心配していた天気がよかったのも、ラッキーだったかも?
これで280ドル、ってのは決して安くはないけど、あの一般スペースの混雑を知ってる自分としては、払った価値はアリ、と思います。
ま、Joeが喜んでくれたのが一番!ってことで!
by funnyfelix | 2009-01-03 22:19 | syd-event