やっぱり痩せたカモメより、太ったカモメが好き!
友達から借りたDVD。「かもめ食堂」!
評判は聞いていたけど、なかなか見る機械がなく、今ごろ、ようやく観賞!
フィンランドのヘリシンキで日本の食堂を営む、日本人女性の生活模様を描く映画。って程度の予備知識しかなかったけど、よかったー!マジで!
もう、すでに他のブログなどで、映画に使われたインテリアや食器、洋服など、さんざん語られているので、それ以外の感想を…。
まず、主演の小林聡美!
いまだに「転校生」のイメージが強いんだけど(尾美としのりは、今?)、彼女、ほんといい役者さんになったなー。
まさに「凛」って言葉が当てはまる!
自分も海外で生活しているけど、まだまだ日本にしがみついてる自分。
映画の、小林聡美演じるサチエは、しっかり日本人してるんだけど、日本にしがみついているんじゃなくて、きちんと自分のなかで消化されている感じ。
気負う事もなく、あくまで自然体。
これが見ていて気持ちいい。って言うか、かっこいい!
合気道の膝行なんて、初めて見ました!
それから、もたいまさこ!
いろんな柄のワンピースを素敵に着こなしている!
でもって「私の荷物、まだ届かないかしら?」の台詞。
この映画、なにげに喋ってる会話に、ドキリとすることが多かった。
「やりたくないことは、やらない」とか「人は変わっていく」とか。
自分もシドニーに来て、10年以上
いまだに、何ができるのか、何をすべきか、定まっていない…
自分の荷物は届かないまま…
今、10年のときを経て荷物が届いたら、一体、かばんには何が詰まっているんだろう…
そう「何か」が届くのを「待ってる」ままの自分…
海外でキチンと生活しているサチエ、自分を信じられる強さに感動した。
地図を指差しただけで飛んで行けちゃうミドリの若さが、まぶしく思えた。
マサコの言葉なんか分かんなくてもコミュニケーションがとれる姿に、Joeが日本に行って飲み屋さんで、英語の分からないオッチャンと、英語と日本語で会話が成り立ってる不思議な光景が重なって、思わず笑ってしまった。
フワフワとした、柔らかなそよ風のような映画で、「癒される」ってより、「元気」をもらった感じ。
自分の荷物は、自分で取りに行かなくちゃ!
by funnyfelix | 2008-07-06 23:17 | cd/dvd