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Bear Cub/スパニッシュ・フィルム・フェスティバル

Bear Cub/スパニッシュ・フィルム・フェスティバル_a0030752_1122070.jpg見てきました「Bear Cub/ベアー・カブ」!

もう、熊世界ではずいぶん前から話題になっていたスペイン映画。昨年の「シドニー・フィルム・フェスティバル」で上映されていたけど、今回は「スパニッシュ・フィルム・フェスティバル」の一環での上映。

シドニーは、数多くの映画祭があって、各国の映画が見られるけど、どの映画祭も非常に混んでいる。今回の「Bear Cub」も、売り切れではなかったが、ほぼ満席。それも、当然ゲイの人、その中でもやはり熊系の人が多かった!

リンク先のnicoさんには、カメラ持参?って聞かれましたが、さすがに撮れなかったですね…残念。

でも、熊だらけの中でみる、熊映画!映画も気になるけど、観客も気になる…(爆)

で、映画はゲイの歯医者さんペドロが主人公。彼が姉の息子(そう甥っ子)を2週間預かることになる。しかし、姉は旅行先のインドでドラックで捕まってしまって、ペドロが甥の面倒をみることになるが…。

映画が始まった最初の場面は熊同士のセックス・シーンで、「ウワッ、これポルノ?」って展開になるかと思ったら、いきなりコメディーに!って、思ったらいきなりシリアス、お涙頂戴物に!って感じで、なんだかまとまりがない。

テーマ的には、最近よく話題になる、ゲイが子供の親となれるか?みたいなものだけど、前半の軽いコメディー調の展開はすっごく良かったのに、後半がちょっとダメ。ラストも、えっ?終わり?って感じで、デートなんかで見て、気持ちよく映画館を後にする、って感じでもなかった。

面白くなりそうなテーマだし、もう少し脚本を練ればもっともっとよくなったと思うと、残念。

でも、一般の映画でゲイを扱うにしても、今までのような美少年系ではなく、中年熊にスポットをあてたのは、斬新なアイデアだと思う。だからこれだけ話題になるし、一般のイメージするステレオ・タイプのゲイのイメージとは、ちょっと違ってるところもいい。

で、好きなシーンは、ホーム・パーティーのシーン。家の中が、いろんなタイプの熊だらけ!こんなパーティー、参加してみたい!みんな優しくていい人そうだし。(気は優しくて、力持ち)

それに、みんな着てるものがカワイイ!チェックのシャツは定番として、パーカーとか、数字が大きくはいったニットのシャツとか、とにかく熊に着せたい!着せたら絶対カワイイ!って思わせるようなファッションで登場。下着だって、チェックのトランクスだし…。

熊っていうとイコール、レザー、みたいなイメージが強いけど、レザー系の人がまったく出てこなかったのも良かった。

ストーリー以外で、唯一の不満は主人公のペドロ。なんだか鬚がいまいち似合ってない。撮影のため、生やしました、って感じで顔に馴染んでない。それと、熊なんだから、もっと毛を!こぐみさん言葉を借りるとSG系だったこと!(そう、スーパー・ガッカリ!腕を見て毛があっても、シャツを脱ぐとツルン、って感じ)

やっぱ、毛は大切です!

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Bear Cub

by funnyfelix | 2005-05-14 11:19 | movie