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The Lord of the Rings Motion Picture Trilogy THE EXHIBITION

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ダーリング・ハーバーのはずれにあるのが、「パワーハウス・ミュージアム」。その名の通り元発電所だった建物を利用して作られた博物館。

オーストラリアの歴史や科学技術、装飾美術、社会史が一目でわかる博物館で、実物の飛行機や、蒸気機関車などが展示してある。ちょっとゴチャゴチャして、わかりにくい展示なんだけど、触ったり、体験できるコーナーもあって、子供とかが喜びそうなところ。

この博物館で、昨年のクリスマスから行われているのが「ザ・ロード・オブ・ザ・リング・モーション・ピクチャー・トリロジー」という展示会。

大ヒットした映画「ロード・オブ・ザ・リング」の撮影で使われた小道具や、コスチュームの展示、ビジュアル効果の秘密を紹介したり、映画のファンなら絶対喜びそうな内容。

実際、映画の大ファンのJoeは「すっごく、楽しかった」って。

映画の大ファンでない自分は「……」。

確かに、コスチュームとかよくできていて、実際間近に見ると「すごい!」とか思っちゃうけど、これに19.50ドルはちょっと高いかな…。もちろん、パワーハウスの他の常設展も見れるので、まだパワーハウス・ミュージアムに行ったことがない人が行くのはいいと思う。でも、1回でも行ったことがあって、この展示会のみで、しかも映画の大ファンでない人には、ちょっとつらい。

これ、「ロード・オブ・ザ・リング展」のみを10ドルぐらいで公開してくれたらいいんだけど…。(常設展のみの入場料は大人10ドル。この展示を見るためには常設展も含めて19.50ドルの入場料が必要)

でも、「ロード・オブ・ザ・リング展」の各コーナーでは展示の他に、映像でも紹介があって一つひとつ見ているとけっこう時間がかかりそう。

もちろん「指輪」も展示されてるし、ガラドリエル指輪、アルウェンのネックレスなど、映画を思い出して「ああ、これこれ!」って感じで見て回れる。

ラテックスで作られた、あのホビットのデカ足もある!

特におもしろかったのが、ホビットが小さく見える特殊効果。ほとんどが遠近法を使ったものだけど、そのために、実物の大きさの小道具と、その1/3にスケール・ダウンした、2サイズの小道具が用意されていて、それを実際に展示してあるもの。

これ大変そう!鞄とか、花瓶とか、同じだけどサイズが違うって、作るのマジで大変!

とにかく、お金がかかってる映画だけあって、こういった舞台裏をのぞいても半端じゃないぐらいの力の入れよう。小道具の数も平気で「これ1,000個作りました」とか「これは5,000個作りました」とか、聞いてて気の遠くなる作業が続けられていた。ほんと、お疲れさん!

展示会の出口には、お土産屋さんがあって、「指輪」のレプリカが54.95ドルで販売されていた。

会期は4月3日まで。その間にはいろいろなイベントも用意されていて、先週は監督のピーター・ジャクソンのトーク・ショーが開催された。

映画のファンの人で、この時期、シドニー来られるようだったら、半日ぐらい時間をつくって行ってみては?ニュージーランド、ロンドン、シンガポール、そしてシドニーと回って、今のところ、日本での開催予定はなさそうだし。


The Lord of the Rings Motion Picture Trilogy

by funnyfelix | 2005-03-17 10:03 | syd-event