9. [DAY2] シマシマ・デジタル・インスタレーション/the transfinite
最近拠点をニューヨークからパリに移した、日本人アーティストの池田亮二さん。
彼のインスタレーションが、ニューヨークのパーク・アベニュー・アーモリーで行われていて、最終日に訪れました。
この会場となっている場所は、かつて軍の兵器倉庫や社交クラブとして使われていたもので、入り口はクラシカルな雰囲気で、その隣に巨大な空間が広がっている。
その空間の中に大きなスクリーンを中央に配し、デジタル・ノイズのような白と黒のランダムな線が投影されてる。
それが、中央のスクリーンだけではなく床まで投影されているので、靴を脱いで上がると、まるで、自分がデジタルの世界に踏み込んだような気分になる。
会場内では、ノイズ系の音楽も流されているので、視覚、聴覚ともに全身で感じることができるインスタレーション。
その、スクリーンの裏には、また別の空間が広がっていて、そちらは黒をベースに文字などのデータが映写されている。
とにかく「これぞニューヨークっ!」って感じのインスタレーションで、来てる人も、家族連れなど子供からお年寄りまで、幅広い年代層でした。
さらに、その映像や音から刺激されるのか、中央では踊ってる(身体表現的な)人もいたりして、それを見てまた体を動かす子供もいたりで、アートな雰囲気、いっぱい!
アッパー・イースト・サイドの高級住宅地に、こんな巨大な空間があるのも驚きだったし、チケット売り場はヨーロッパ的な歴史ある空間で、その先で、このようなデジタルチックな展示が行われているというギャップも面白かった。
Ryoji Ikeda: the transfinite
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by funnyfelix | 2011-08-27 04:15 | USA GAZE