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Red Mitsubishi

以前紹介したダンス・パーティー「Slease 2004」。結局、ゲイやレズビアン約10,000人を集客して成功して終わった。テーマが「ポルノ」ということで、プールの監視員、水兵やナース姿の人が多かったようだ。ゲストには近日シドニーで上演されるクィーンのミュージカル「We Will Rock You」の出演者が、ショーを行ったり、ポルノ・スタジオの「Pistol Media」からは14人のポルノ・スターによるパフォーマンスも行われた。

で、このダンス・パーティーに付き物なのが、ドラッグ!有名なエクスタシーから、最近は液体のドラッグGHBまで、パーティー・ドラッグと呼ばれて、これらのドラッグをこういったダンス・パーティーでとる人は多い。

もちろん、これらすべてのドラッグは違法!

でも、実際には多くの人が使っているため、パーティー前になると、そいうったドラッグの注意事項がゲイ向けのコミュニティー・ペーパーに載る。最近では比較的新しいドラッグGHBの取り方を知らない人が多かったため、「このパーティーで、GHBを取る予定の人は、絶対アルコール飲料と混ぜないように」といった告知がされるほど。他にも、パーティー中、できるだけ友達同士でお互いが異常がないか確認して合うようにしたり、パーティー会場へも、ゲイを嫌悪する人からの暴力行為を避けるため、グループで行き、できれば着替えも会場内で、といった安全にパーティーを楽しむための案内がされる。

で、ちょうど「Slease 2004」の直前に話題になったのが、「Red Mitsubishi」。見た目はエクスタシーのような錠剤。赤色で三菱のマークが入っているので「Red Mitsubishi」と呼ばれている。これも、ドラッグの一種だが、効き目が強烈で、これをとると高熱がでて死亡するケースもあるという。

大きなパーティーでは救護施設があり、今回はこの「Red Mitsubishi」が心配されたが、当日病院まで運ばれた人は数名で、しかもシリアスな状況の人はいなかったそうだ。毎回パーティーでは「Safe Slease !」とか「Safe Mardigras !」などが、掛け声になっている。以前行ったパーティーで疲れてグッタリしてたら、いろんな人から「大丈夫?」って声を掛けてきたほど。

でも、これらのドラッグ、違法なので当然闇で取り引きされているのだが、誰が作ったのかも分からず、何が入っているのかも分からない。もし何かあっても、それはまさに自業自得!ということになる。今回の「Red Mitsubishi」の例でも、死亡者が出てニュースになるまでは分からないわけだから、ある危険なドラッグが一度に大量に出回れば、一晩で100人死亡、とうこともあり得るわけだ。

オーストラリアは面白い国で、ちょっと前は麻薬の注射を打つ施設が話題になっていた。これは、いわゆる麻薬中毒者の人ってあまりお金を持っていないから、麻薬を打つ時でも人の使用済み注射針を使ったりして、多くの麻薬中毒者がエイズ感染してしまった、というレポートから始まったもの。そこで、その感染をとめるため、常に新しく清潔な注射針が用意してある施設をつくり、麻薬をそこで打たせようとした。まあ、日本では考えられない話で、当然反対意見もあったが、実際その施設はつくられた。

それに、売春もこちらでは合法。つまり、違法にしても実際そういった商売はあるわけで、そこで働く売春婦や売春夫は裏の商売ということで厳しい労働環境に置かれる場合もある。なら合法にしてしまって、その分同じ労働者として労働時間や労働環境を整わすようにした。実際、マルディグラのパレードでも、売春婦や売春夫のグループが参加しており、最初に見た時はかなり驚いたことを憶えている。

でも、だからといってドラッグも合法にしてしまって、製造課程をチェックしたり、なんてことには……………ならない、ならない!


<追記>
しげみからも、「Red Mitsubishi」についてコメントもらったので追記します。

Red MitsubishiとかOrange CKは、過去にもこの4年ほどはエクスタシーとして購入可能だった薬で、今回死んだ女の子も単なるEとして飲んでいた可能性が高いんだって。でも今回の件では、実際にはMDMA(エクスタシー)ではなくてPMA (methoxyamphetamine)が成分になっていたらしく、効き方が異常に強くて、Eとは全く異なるものだった。半分しか取ってないって話なのにね…。だから、今回新しく出てきた薬、ってことではなくて、成分が違ったものが今までと同じ形状で売られたってこと。要は買う段階では何が入ってるか分からないってことだね…。

by funnyfelix | 2004-10-12 12:32 | g-info