カテゴリ:movie( 60 )

レ・ミゼラブル/Les Misérables

a0030752_5233516.jpg
あの気温40度を突破した日、クーラーのない我が家にいては死んでしまう…

と、ちょうど映画の安くなる火曜日、ってこともあって、映画館に避難。

予告編を見た時点で「絶対、見たい!」と思っていた『レ・ミゼラブル』を観賞。

何と言っても、地元オージー俳優、ヒュー・ジャックマンとラッセル・クロウの共演が大きな話題だけど、個人的には、オリジナルの舞台の『レ・ミゼラブル』は、自分にとっての初ミュージカル!

最前列のど真ん中の席で、普段テレビで見るような人が目の前で生で歌う姿や、舞台ならではではの演出方法、感動的なストーリーと、もう大感銘。

結局、その後、日本でさらにもう1回、そしてニューヨークのブロードウェイ、さらにシドニーでも観賞。

自分にとっては、一番のミュージカル。

で、その映画化、しかも劇中の歌は、通常のミュージカル映画のような口パクではなく、同時録音と、かなり期待していた映画。

ま、期待の大きな映画、って「ガッカリ」ってパターンが多いんだけど、映画は映画としてよかったです。

ただ、ほんとに歌ってますよ、というのを見せたいのか、顔のアップがやたら多い!

ちょっと息苦しいかも?

もう少し、体全体を写したり、引きの絵も欲しいところ。

でも、さすが俳優だけあって、歌以外の顔の表情など、感情が滲み出てくる演技には圧倒。

キャスティングも、成功してると思う。

エポニーヌなんて、ほんとエポニーヌだし。

って、唯一、ジャベールのラッセル・クロウが残念な感じだった。

この人に「スター」(結構有名な曲ね)歌わせるのは、ちょっとね。

もともとラッセル・クロウってタレ目、でしょ?

笑った顔なんて、目尻が下がってカワイイんだけど、そのイメージが強いから、厳格なジャベールとはちょっと違ったような…

それから、アン・ハサウェイの「夢やぶれて」

スーザン・ボイルで、すっかり有名になったけど、これを気持ちを込めて、体から絞り出すように歌う姿は、感動的だった。

正攻法で歌うのではなく、このアプローチの仕方は大成功だと思う。

でも、まあ、自分にとっては舞台の『レ・ミゼラブル』が頭から離れなかったから、映画ではなく、やはり生の舞台が見てみたい!って思ってしまった。

ってことで、今年のヨーロッパ旅行、ロンドンで『レ・ミゼラブル』絶対見てこようと決めたのでした。
[PR]

by funnyfelix | 2013-01-21 16:22 | movie

シングル・マン/A Single Man

a0030752_19472249.jpg今年のマルディグラ映画祭でも上映され、2月下旬からシドニーで公開されているのが「シングル・マン」

ゲイのファッション・デザイナー、トム・フォードの初監督作品。

って、先日のアカデミー賞にもプレゼンテーターとしても出演していたけど、マジ、ハンサム!

監督じゃなく、俳優として大画面で見たい感じ。

で、映画の方は、さすがデザイナー、ってことで当然衣装も、映像も凝っていて、ややもするとそんなところが鼻に付いたりしそうなんだけど、しっかり彼の世界観が表現されていて、初監督ながら十分合格点!

って、自分のまわりのゲイ友は、全員「よかった」と言っていて、評判はかなりいい。

16年も付き合った恋人が突然の事故死。

しかも、家族からは葬式の参加も拒否され…

舞台が1960年代なので、おおっぴらに2人の関係が認められる訳もなく… と、テーマがそのあたりに行くかと思ったら、まったくスルー!

恋人が亡くなって、その喪失感をひたすら追ってる、って感じで、このあたりが今までのゲイ映画とは違うところ。

って、あまりゲイ映画らしくないかも?

直接的なシーンもあまりないから、一般の人が見やすいし、テーマもゲイ限定、って訳でもないし。

で、キャスティングが、また大成功してる!

主演のコリン・ファースは、アカデミーの主演男優賞にノミネートされたぐらいだからわざわざ言わなくても、って感じで、個人的にはジュリアン・ムーア!

いやー、もうこういった綺麗でセンスがあって大人の女で、でも寂しがりで…ってゲイ受けする女性を見事に演じている。

さらに、事故で亡くなってしまう恋人も、いいんだー

1つのソファーでお互い、まったくジャンルの違う本を読んでて、その2人がマジで絵になる!

でもって、主人公は教授なんだけど、その彼を慕う生徒。

これ、どっかで見たことあるなー、って思ってたら、あのヒュー様の「アバウト・ア・ボーイ」の男の子!大きくなりました!

ってことで、かなり絶望的な内容で、ストーリーだけを追うと悲惨な話だけど、映画が終わったとき妙に幸福感を感じられる映画。

ゲイ、ストレート関係なくお薦めです。

で、個人的に一番のシーンは、犬の匂いを嗅ぐところ。自分、犬は飼っていないけど、すっごく共感できたシーンでした。

って、さっきのソファーの読書シーンも好きだし、夜の海のシーンとか酒屋のシーンも… シンプルなつくりなので1つ1つのシーンが明確に記憶に残るからか、どのシーンも静かに心の中にとどまっている感じ。



マルディグラ2010・スペシャル/トップ・ページ
[PR]

by funnyfelix | 2010-03-29 19:44 | movie

ミルク/Milk

a0030752_1147438.jpg


もうずいぶん前からゲイの間で話題となっていた映画「ミルク/Milk」

シドニーでも、明日1月29日からの公開です!

で、実は2週間前に見てきました!

特別先行上映!

「パレス/PALACE」というアート系の映画を上映する映画館チェーンがあって、そこの会員向けのイベント。

もともと、このパレスのオックスフォードにある映画館は、マルディグラの映画祭の会場でもあって、ゲイにとってもお馴染みの映画館!

友達がこの会員で、彼がチケットを手配してくれました!

なんと11ドル!

シドニーの映画代もジリジリと値上げをして、今はシアターにもよるけど約16ドル!

それが11ドル!しかも、絶対見に行こうと決めていた「ミルク/Milk」!ってことで、速攻でお願いしました!

チケットの方は完売で、当日、会場にはぎっしりゲイの方々が…って思ったら、意外とストレートの人が多く、この映画が一般の人にも高い関心を持たれていることがうかがい知れます。

で、映画。

長くなるので、続きはクリック!
[PR]

by funnyfelix | 2009-01-28 11:47 | movie

Beowulf/ベオウルフ・呪われし勇者

a0030752_9115433.jpg「ベオウルフ」って言われてもピンときませんが、Joe的にはタイトルを聞いただけで「行きたい!」って

英文学最古の叙事詩、ってことで知ってて当然のお話だそう…

ハイ、初耳でした、自分!

で、この映画、3D(立体映画)でしかもIMAXでも上映されているので、どうせ見るなら3D・IMAX!

行ってきました、ダーリング・ハーバーのIMAXシアター。

自分、IMAXの巨大スクリーン、大好きで何本も見ている。でも、心配だったのは、大き過ぎないかな?ってこと。

いつもは、IMAX向けの映画しか見たことがなく、前回初めて劇場映画のIMAXバージョン「300」を見に行った時は、画面が大きすぎて、首動かさないといけないし、スクリーンは近いし、目がチカチカ!しかも、上映時間は、IMAX向けの映画よりも長い!さらに今回は、3Dってことで、最後まで鑑賞できるのか?ってのが疑問だったけど、まったく問題なし!

画面もフルにIMAXのスクリーンを使ってなかったし、昔の3D映画と違って、強引な立体で目が疲れることもなかった。

そうそう、昔は「13日の金曜日」とか「ジョーズ」とか、必ず3作目は立体映画!ってパターンが多かったけど、最近はそういったパターンがなく、寂しい… だって、3D映画ってそれだけで楽しいから!(お子様です)

で、今は当然赤青の眼鏡ではなく、グレーの偏光フィルムを使ったもの。なんだかワクワクします!会場では、メガネ姿を写真に撮る(バ)カップルも。

a0030752_9123822.jpg


肝心な映画は、思ったより面白かったです!

だって、どうしても3D映画ってB級のにおいがするでしょ?でも、出演者もアンソニー・ホプキンスやジョン・マルコビッチ、 アンジェリーナ・ジョリーと一流だし、監督も「フォレスト・ガンプ」のロバート・ゼメキス。

が、この映画、実写ではなくCG!そう、このビミューなCG具合が面白かったです!

アンジェリーナ・ジョリーはフル・ヌードだし、でもCG!みたいな!

で、一番の見所は、主人公のベオウルフが、グルデンという怪物と戦う時「相手は素手だから」とか言っちゃって、自分も裸になって戦うシーン!

別に、全部脱がなくてもいいやん!ってツッコミを入れたくなるんですが、その後がまた、もう笑いの連続!股間を隠す涙ぐましいカメラ・アングル!しかも、怪物と戦ってますから、もうそれは大変!

アンジェリーナ・ジョリーのフル・ヌードはOKでも、男性のフル・ヌードはNGなんですね…

a0030752_9131742.jpgで、この主演のベオウルフを演じるのが、あのレイ・ウィンストン。

ハイ、50のオヤジです!

この人、オーストラリア映画の「The Proposition」でガイ・ピアースと競演してたり、最近では「ディパーデッド」なんかにも出てるけど、さすがCGってぐらい素晴らしい体つきになっています!

ま、個人的には怪物と戦うシーンは実写で見たかったかも?

熊 vs 怪物、みたいな!(爆)

a0030752_9141662.jpg


で、話はちょっとそれるけど、裸で戦う、って言うと最近見た「イースタン・プロミス/Eastern Promises」

この映画で、あの「ロード・オブ・ザ・リング」のヴィゴ・モーテンセンがサウナで裸で戦います!もち、いっくら動いても落ちることのない腰に巻いたタオル!なんてあり得ない訳で、どうどうのフルチンです!

ま、映画はデヴィッド・クローネンバーグ監督と組んだ前作の「ヒストリー・オブ・バイオレンス」の方が上ですが、このサウナの緊迫したシーンは見る価値アリ!
[PR]

by funnyfelix | 2007-12-10 09:14 | movie

ONCE ダブリンの街角で/Once

a0030752_1084396.jpgシドニーでは、先行ロードショーといえば、インディー系の映画が多い。

ハリウッドのブロックバスター系の映画は、上映日が決まっており、それより早く公開されることは少ない。

で、この週末、先行ロードショーされているのが「ONCE ダブリンの街角で」

そう、これもインディー系の低予算映画。

なんだけど、なんだけど、これ久しぶりにアップしたい、と言うか、アップするべき映画!

もう、メッチャ、好き!

ハイ、見に行ってください!

って、もうそれだけ言えば十分、なんだけど、それじゃあね…

で、ストリーは、ダブリンの街角で、ストリート・ミュージッシャンとチェコからの移民の女の子が出会う、ただそれだけ!

それだけなんだけど、ほんと、それだけのストリーなんだけど、この映画、絶対「秘密の魔法」がかかってると思うぐらい、ハート直撃です!

そう、マジ、こんな映画が見たかったと、思ってた、まさにそんな映画!

普通、日本でね、こういった企画が持ち上がるとするでしょ、そしたら大抵、主演は10代のアイドル系で、って話になるはず。

だって、いわゆる「ボーイ・ミーツ・ガール」映画だから。

でもね、この映画のスゴイところは、主演のストリート・ミュージッシャン(役名はだだの男、名前なし!)がどう見ても30代ってところ!

そう、オヤジの青春映画!です!

って、後半に出てくるギタリストのおっさんなんて、40代!しかも、スーツ着てるの!

カッコイイー!

スーツ着て、40代で、しかもストリート・ミュージッシャンだよ!

それが、もうベタベタの海辺ではしゃぐシーン(ほんと、今までさんざん見てきたようなシーン)で、ちゃんと青春してるの!

他にも、いっぱい好きなシーンはあるんだけど(楽器屋さんのおっさんとか)でも、書きません。できるだけ、何の情報もない状態で見た方が、この「秘密の魔法」にかかりやすいと思うので。

ここ最近紹介した「ショートバス/Shortbus」「Little Miss Sunshin/リトル・ミス・サンシャイン」が、いいなー、って思った人は必見の映画です!

確かに、「ダイ・ハード4.0/Die Hard 4.0」とか「トランスフォーマー/Transformers」とか、もう見るからにお金がドッサリかかってる映画も好きだけど、(特に「トランスフォーマー」は、個人的に「マジンガーZ」を思い出して、けっこう感動!男の子映画だよね!)でも、制作費と感動の量とは必ずしも比例しないもの。

すでにアメリカでは絶賛されているし、日本でも公開が決まったようなので、ぜひ、ぜひ、見てください!
[PR]

by funnyfelix | 2007-08-26 10:07 | movie

Shortbus/ショートバス

a0030752_15432743.jpgいと☆さんが、シドニーに来るってことで、強力にプッシュしたのがこの映画。(勝手に、スケジュールに組み込んでしまいました!)

自分は、公開直後に見に行ったけど、もう大好きで、DVDは絶対ゲットしようと思ってるほど。(あのシーン、もう1回見たいし…)

監督は「Hedwig and the Angry Inch」、そう「ヘドウィグ」の監督、ジョン・キャメロン・ミッチェルの新作。

それが、もうすごいことになっていて、ゲイ3人であんなとこで、あんな歌合唱しちゃったり、主演の男の子なんて、あんなに体をねじ曲げちゃったり…

オープニングのキッチュなニューヨークの空撮にワクワクしながら見てたら、もうイキナリ、あんなこと、こんなこと!

さすが、新聞に「映画でセックスできる人」って募集広告を載せて集めたキャストだけあって、ほんとポルノでも見てる気分。

なーんだけど、裸だけじゃないの!ないの!

ストーリーが切ないの

でもって、また音楽がいいの…いいの…

そう、DVDだけじゃなくて、サントラも絶対ゲット!

ストーリーは、オーガズムを経験したことがないセックス・セラピスト、ゲイのカップル、その2人を隣のビルから覗く男、人と心を通わせることができないSMプレーの女王…と、まさにミッチェル!やってくれた!って感じのキャラクターたち。その彼らが集まるアンダーグラウンド・サロンが「Shortbus」。

いろいろなキャラクターが登場するけど、メインはやはりゲイのカップル!

もちろん、ストレートの男女のセックス描写もあるけど、いわゆるゲイ・セックスがバンバン出てくるから、ここはやはりゲイの人、それもカップルの人なんかには、マジお薦め。

ストレートの人には、ウ〜ン、ちょっと…。セックス・シーンでかなり引いてしまいそう。でも、それぞれの孤独や喪失感は感じることができるかな。

コメディー・タッチだけど、心の中のちょっと冷たくなったところを、優しく両手であっためてもらったような気分になる映画。

911以降のニューヨークが舞台になってるけど、70年代の雰囲気が感じられて、そのあたりもマル。

自分はヘドウィグより、こちらの方が断然、好き!

ってことで、この映画、日本公開はアリ?

もし、上映するんだったら絶対、モザイクなしで!でないと、意味ないです!

a0030752_1546592.jpg


この右側の彼が、あんなこと、こんなこと…
長髪だけど、けっこうカワイイ!です!
[PR]

by funnyfelix | 2006-11-23 15:41 | movie

Little Miss Sunshine/リトル・ミス・サンシャイン

a0030752_16341649.jpgこのところすっかり御無沙汰の映画レビュー、書いてないだけで、映画は相変わらず見にいってます。

で、久しぶりに「書きたいな」って思ったのが、この「Little Miss Sunshine」

サンダンス映画祭で絶賛され、アメリカでも大ヒット!評判もかなりいい!

ロード・ムービーに弱い自分は、「ダメダメ・ファミリーのロード・トリップ」って聞いただけで、もう見に行くこと決定!

しかも出演者は、大好きなトニー・コレットが母親役で、あの「40歳の童貞男」のスティーブ・カレルがゲイ役!

人生の勝ち組になるための法則の講師をする父親(講師をしてる割には全然勝ち組じゃない)、母親は家事を半ば放棄していて夕食はテイク・アウトのフライド・チキン。その弟は失恋して自殺未遂を図ったゲイ。おじいちゃんは、ヘロインに溺れている…。さらに、彼らの子供は、誰とも口をきかずに筆談しかしない兄。

と、どうしようもないファミリー。

そのファミリーで一番まともなのが娘。彼女がロサンゼルスで開催されるビューティー・コンテストに出場することになり、家族全員でオンボロのバンに乗ってニューメキシコからカリフォルニアまで旅をすることになる…。

負け組、って言葉は好きじゃないけど、まさに負け組ファミリー!

大好きだった「サイドウェイズ」のファミリー版みたい。

ラストは、決してハッピーエンドとは言えないけど、見終わった後、爽快感が味わえる。

でも、正直、自分は、映画後半はあまり好きじゃない!物語りとしてまとめよう、って気がしてしまって…。

それより、映画前半!

家族の他愛もない会話や、バンが走る影を追った短いショット、高速道路の陸橋を見上げるショット、それに気持ちのいい音楽など、画面から優しい日差しを浴びているようで、すっごく心地よかった。

「バラバラになった家族が娘のコンテスト参加で1つになっていく」って解説してるけど、自分は決してこの家族、バラバラになんてなってないと思う。

みんな家族のことを思ってはいるけど、口に出せなかったりしてるだけ。前半の家族のシーンでも、そういった家族を思いやる優しさみたいなものが、家族全員から感じられた。

特に、モーテルで、おじいちゃんが不安がる孫と交わす会話なんて、使い古された会話だけど、胸に迫るものがある。

それにロード・ムービーのかなめである、移動手段の黄色のバンも最高だった!

ってことで、笑って笑ってホロっとさせられて、お薦めの1本です。
[PR]

by funnyfelix | 2006-10-13 16:34 | movie

Brokeback Mountain/ブロークバック・マウンテン

a0030752_15484560.jpg見てきました!「ブロークバック・マウンテン」。シドニーではオーストラリアン・デーで祝日の1月26日から公開、ってことで初日に!

ブロードウェイのシネコンに行ったけど、もう大盛況!お客さんは、もちろんゲイの人もいっぱい!

ヒゲグマのグループとか、カップルとか、けっこう視線がバシバシ飛びあって、それを見てるのもおもしろかった!

まあ、でも通常よりもゲイの人が目立ってるって感じで、メインはやはりストレートの人たち。

この「ブロークバック・マウンテン」、こちらでは“アート・ハウス”と呼ばれて、日本では単館系で上映されるような映画。でも、話題性がバツグンで、この映画館では一番大っきなシアターで上映され、さらに満席!

ちょっと郊外のシネコンでは、“アート・ハウス”系の作品は扱わないことが多く、新聞には、地元で上映してないからって、車で1時間かけてシティーの映画館まで来た人とか紹介されていた。

で、映画、よかったです。

小説でかなりヤラれてしまって、それほどの感動はなかったけど、あの短編をうまくまとめていて、丁寧につくられている感じがした。

特に前半の2人が結ばれるまでの、ほとんど会話もないまま、風景の移り変わりだけのシーンは、小説では感じられなかった美しい映像で、まさにこれは映画の醍醐味!

ゲイ映画にありがちな、どちらかというと暗い内容だけど、広大な風景をバックにしていて、清々しい雰囲気が全体に漂っている。

主演の2人は、小説のイメージからは綺麗すぎ!でも、まあ主演2人とそれぞれの奥さんは好演してたと思う。特に「プリティ・プリンセス」のアン・ハサウェイは、ディズニー・イメージが強かったので、正直ビックリ!電話のシーンは今でも心に残ってる。

世間では、ヒース・レジャーの方が評判がいいみたいだけど、個人的にはジェイク・ギレンホールがよかったかな。あのヒースを見つめるジェイクの憂いを含んだ瞳とか。ヒースの内に秘めた熱い思い、ってのもよかったけど、ほんと何言ってんだかわからないかったのがマイナス。(小説読んでおいてよかった…)

個人的には、一瞬出てくるヒゲの彼、レストランの入口でジェイクと一緒にベンチに座って話するんだけど、もっとストーリーに絡んでくるかと思って期待したら、それだけだった…残念!

でも、このストーリー、日本のゲイの間でも共感をよびそう。よく「付き合ってた彼氏が、実家に帰って結婚するから別れた」なんて話はよく耳にするし、実際結婚して子供もいるゲイの人も大勢いる。そう、日本でもありそうなストーリー。

どうも日本ではゲイってお笑い系のイメージがあるから、変な絶叫するゲイじゃなく、こうして地に足のついたゲイ像ってもっと伝えて欲しいところ。

号泣系ではないけど、見終わった後に、ゆっくり感動にひたれる感じ。

それからこの映画のサントラもいいです!カントリーのラブ・ソングがいっぱい!って感じで、あのギター・ソロとか、このところ家ではヘビロテ中。映画のエンド・タイトルの最後の曲はあのルーファス君です!ちゃんと彼の曲が最後に使われるとこなんかアン・リー、あんたわかってるね!
[PR]

by funnyfelix | 2006-02-07 15:43 | movie

Murderball/マーダーボール

a0030752_16594186.jpg車椅子で行うラグビー競技のドキュメンタリー。

タイトルの「マーダーボール」って響きから、てっきり過激な競技を追ったバイオレントな映画だと思っていたら、もう泣きました!別に泣かそう、って映画ではないんだけど、スポットを当てる各登場人物に感情移入をガンガンしてしまって、後半は何度も涙が込み上げてきた。

この「マーダーボール」と呼ばれる競技は、パラリンピックの主要な競技の1つで、「四肢麻痺」や「頸髄損傷」した身体障害を持つ人々が車椅子で行うラグビーのこと。

まず、車椅子からして特別仕様のメタル車椅子!しかも選手全員が体を鍛えぬいていて、かなりハードな競技。

でもって、その競技だけではなく、この選手もまたかなりアグレッシブ!

a0030752_170047.jpgとくにメインで登場するアメリカ・チームのZUPAN!彼、友達の運転する車の事故で半身不髄になったんだけど、タトゥーはあるわ、鬚はあるは、もうちょっと見には、こわそうなお兄ちゃん。彼が、とにかくカッコイイ!

ちょっと意地悪な言い方かもしれないけど、もし彼が事故にあっていなければ、ひょっとしたら悪の道でも入っていそう。それが半身不髄になり、この「マーダーボール」という競技を知ったおかげで、ダークさを持つヒーローになったよう。

彼以外にも、他の選手全員がともかくカッコイイ!半身不髄どころか、手も足もない人もいて、それが全員信じられないぐらい前向きに生きている!自分に誇りをもってるのがビシビシ感じられて、逆に小さなことでクヨクヨしてる自分が恥ずかしく感じてしまうほど。

毅然としながらもユーモアもあって、ほんと、こんな人が近くにいたら間違いなく惚れるだろうな、って人たち。だから、ガールフレンドも綺麗な女の子ばっか!

もう1人、メインで登場する、アメリカの宿敵、カナダ・チームのコーチがいるけど、彼、アメリカ人で、元アメリカ・チームの一員だったけど、年齢的なことから選手を辞めてからカナダのコーチとして働いている。

自らコーチしたカナダが試合に勝っても、アメリカの選手からは「自国を負かして気持ちいいのか!」なんて、罵倒されたりする、かなり複雑な立場。

彼には一人息子がいて、そのまだ小学生ぐらいの息子、これがスポーツではなく音楽でがんばっている。で、このお父さんのことが大好きで、遠征先からの電話のシーン。電話を切る前に、このコーチが「I love you」って言うと、この息子の顔が一瞬キラっと輝く!あ〜、立派に子育てしてるよ〜!

試合のシーンより、こういった日常のシーンの方が、グッときてしまった。

久しぶりに「お薦め」と言えるドキュメンタリー映画。
[PR]

by funnyfelix | 2005-09-20 17:00 | movie

Little Fish/リトル・フィッシュ

a0030752_19112516.jpg先日紹介したカブラマッタ。そこに住む32歳のトレイシーが主人公。ヘロイン中毒という過去を持つ彼女は、その過去を振払って平穏な人生を送ろうとしている。そして、働いているビデオショップの共同オーナーになることを夢みて、銀行からのビジネス・ローンの融資を受けようとするが…。

平穏な人生を送ろうとしても、彼女の過去が重くのしかかり、同時に、まわりの人間からも影響を受け、その波に飲み込まれていくトレイシー…。

かなり重い映画。でも、プールの場面や、カブラマッタやチャイナタウンの街の切り取りかたとか、独特の色彩や映像で好きな映画。

ケイト・ブランシェットに、「ジュラシック・パーク」のサム・ニール、「マトリックス」のヒューゴ・ウィーヴィング、「ザ・リング」のマーティン・ヘンダーソンと、出演者だけみれば、ハリウッド映画のようだけど、内容はかなりインディー系なオーストラリア映画。

元ヘロイン中毒ってことで、舞台がカブラマッタになってるところなんて、けっこうリアリティーを感じてしまう。

主演のケイト・ブランシェットは、大好きな女優さんの1人で、一国の女王役から、シドニーのサバーブに住む女性まで演じられるのは、さすがにアカデミー賞女優だけはある!って感じで、今回もカブラマッタの街に溶け込んでました!ケイト!

で、この映画、何が見所かって言うと、ヒューゴ・ウィーヴィング!

もう、彼!彼が一番!何と今回の役柄は、元ラグビー選手でゲイ!初め画面に出てきた時は、数秒ヒューゴだとは気付かなかったほど。で、全身からゲイらしさがでてるんだよね。今まで、映画でゲイを演じてる人はいっぱい見てきたけど、過剰な演技をするわけでもなく、自然にゲイらしさを醸し出してる俳優は、ほんと初めて、ってぐらい!

こちらの新聞でも彼の演技は絶賛されてるけど、十分頷ける!

前作のオーストラリア映画「Peaches/ピーチィーズ」から立続けにヒューゴ・ウィーヴィングの映画が公開されてるけど、前作とはイメージがまったく違ってる!髪型や、着てるものから、意外と毛深い体とか、イルイル!こういうゲイの人、いる!って感じ。

オーストラリアやニュージーから、ハリウッドに羽ばたいて、また、オーストラリアに戻ってきて、こんな映画に出演する、ケイト・ブランシェットや、ヒューゴ・ウィーヴィング、サム・ニール、マーティン・ヘンダーソンって、やっぱ好き!

a0030752_19114525.jpg

[PR]

by funnyfelix | 2005-09-19 19:10 | movie