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My Life Without Me/死ぬまでにしたい10のこと

My Life Without Me/死ぬまでにしたい10のこと_a0030752_221423.jpg日本では昨年公開されている映画が、やっとシドニーでも公開。アメリカのブロック・バスター映画は早いけど、こういうインディー系の映画って公開のタイミングがずれることがよくある。

ガン宣告をされた23歳のアンが主人公。彼女は、失業中の夫と、2人の娘とトレーラー暮らし。毎日の生活は、アルバイトと娘たちの世話で過ぎていく。ある日、突然の腹痛で病院に運ばれたアンは、医師からガンを宣告される。しかも若い彼女はガンの進行が早すぎて、医者としても施しようがなく、あと2、3カ月の命と告げられる。そして彼女は、ガンのことを誰にも告げず、夜更けのカフェで「死ぬまでにしたい10のこと」をノートに書き始めた…。

テーマが「死」ということで、これがハリウッド系のメジャー映画だったら、お涙頂戴物になっちゃんだろうな。だから、まずこの映画を気に入ったのは「死」をテーマにしていながらも重くならないところ。決して号泣することなく、アンの前向きな態度にこちらの気持ちまでも和らいでしまう。淡々とした進み方もいいし、映画全体のトーンも好き。夜更けのカフェのやるせない雰囲気、コイン・ランドリーのネオン、海沿いの潮の香りがするレストラン、それに何と言っても舞台となる冬のバンクーバーの冷たい空気感がよかった。今シドニーは冬なので、まさに今の時期にピッタリと合っている。

<イケメン・チェック!> マーク・ラファロ

やっぱ、この人カワイイ!「イン・ザ・カット」では、セクシーでもネチっこい感じだったけど、今回は寡黙な雰囲気で、優しそう。でも、この人絶対鬚があった方がいい。「Eternal Sunshine of the Spotless Mind」(日本未公開)なんか、えっ?出てたの?って感じ。やっぱ、鬚ですよ鬚。

自分だったら、あんなブロンドのアイドル系の旦那なんか捨てて、死ぬまでの間、彼との生活を思う存分楽しむかな?(映画としては、ブロンドの旦那、弱々しそうなんだけど、家族をとても愛していて一家の大黒柱してるところが好感が持てた)

by funnyfelix | 2004-06-29 22:15 | movie