Holding the Man

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今、シドニーのゲイの間で話題になってる演劇が「Holding the Man/ホールディング・ザ・マン」

作家でもあり俳優でもあったTim Conigraveの自伝小説を演劇化したもの。

オリジナルの小説は、2003年に行われた「オーストラリアのお気に入り小説100冊」にも選ばれ、多言語で発行されている。

この小説を演劇にしたのが、トミー・マーフィー。

実は数年前に、彼のボーイフレンドがこの「ホールディング・ザ・マン」を読んでいて、それがポルノっぽいカバー・デザインだったから「何、ゲイ・ポルノ小説読んでるの!」って、からかったことがあるそう。

で、今回の監督のデイビッドから「ホールディング・ザ・マン」を上演しよう!と声が掛かった時は、正直、自分が脚本を書くとは思っていなかったそう。

でも、とりあえず本を読むことになって、田舎に住む家族に会いに行くバスのなかで読みはじめた。

で、帰りのバスでも読み続けたけど、やはり最後の章は他の人がいる前では読めなかったらしく、家に帰って、カウチで寝ているボーイフレンドの膝の上で読んだそう。ほとんどの人々がすすり泣いたのと同じ、彼も泣きながら読み終えた。

で、これは十分に演劇にできると確信したそう。

ストーリーは、メルボルンに住むティムが10歳の時からスタート。

高校でフットボール・チームのキャプテン、ジョンと恋に落ち、その後、15年に渡る二人の関係を、家族や友人たちと共に描くゲイ・ラブ・ストーリー。

前半は、ゲラゲラ笑えるシーン、たっぷり!

結局、2人はHIVになり、ついにエイズとなり亡くなるんだけど、後半はやはり目がウルウル…。

自分の行いにより、愛するジョンを失ってしまう悲しみや、懺悔、そして、自分にも迫る死の影…。

自分は、まだこのオリジナルの小説は読んではいないけど、エイズへの警告ってより、やはりティムとジョンのラブ・ストーリーってことで、15年に渡ってくっつたり離れたりする2人に共感してしまった。

実際、この小説の主人公ティムは、同じプロダクションで役者として活躍していた、ってことで、まさに同じ舞台に立っていたわけで、そう思うとちょっと不思議な感じがする。

このシアターが変わっていて、ステージが中央にあり、観客が取り囲むようにデザインされている。

だから、ステージの向こうに反対側の客席が見え、お客さんの反応も同時に楽しむことができる。

このステージをうまく使い、あやつり人形など小道具の使い方など、随所に演劇としてのアイディアが盛り込まれている。

さらに主演2人以外の俳優が性別に関係なくいくつもの役を演じるのも大きなポイント。(笑ったー)

シアター自体はすっごく小さいけど、その中で超満員のゲイの人と肩を並べながら見るのは、やはり楽しい!

今回の「ホールディング・ザ・マン」は、ゲイのニュースペーパーで何回も取り上げられ、上演開始からかなりの話題となっていた。そして、このプロダクションの記録を塗り替えたそうで、公演最終日の今月の23日までのチケットは売り切れ!

来年のマルディグラで再演が決定してるので、ぜひ!まさにお薦めの演劇です。


<イケメン・チェック>

a0030752_21425296.jpg主人公のティムを演じるガイ・エドモンズ、ちょっぴりガチムチ系で、カワイイー!特に後半のボウズ姿!
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by funnyfelix | 2006-12-13 21:41 | g-event