コンサートの夜/Lillias White編
フル・マラソン走って、バラの花びらのバス・ボムに浸かって、お洒落なレストランで食事。で、最後はキャバレー・ショー!
場所は、ニュータウンとエンモアの中間にある「@NEWTOWN」というRSLクラブ。ここ、先日あのマーサ・ウェインライトのコンサートが行われたところ。
で、本日のショーは誰かと言うと、「Lillias White/リリアス・ホワイト」。
ハイ、知りません!
プロフィールを見ると、ブロードウェイのミュージカルや、アメリカの映画やテレビ・シリーズにも出演して、歌だけではなく演技もできる人だそう。ディズニーアニメの「ヘラクレス」の挿入曲も歌ってる。
実はJoeが昔ニュージーで、テレビで彼女が歌ってるのを見たそうで、それがメッチャ、パワーがあって記憶に残ってたそう。名前とか半分忘れていたのが、こちらのゲイ新聞に彼女の記事が載っていて、それを読んで、彼女のことを思い出したみたい。
で、チケットをとったそう。
だから、Joeも、一体どんな人か、よくわからないまま、たまたま昔テレビで1曲だけ歌ってる彼女を見ただけで、チケットをゲット。
会場は、小さなホールで、ステージから半分はキャバレー・ショーっぽく、ラウンジ・ソファーや飲み物用のテーブルが置かれていて、後ろの半分は普通のコンサートのように椅子が並べられていた。
自分たちが会場に入った時は、もうソファー席は埋まっていて、椅子席へ。
バー・カウンターでジン・トニックを買ってきて飲みながら会場を見渡すと、かなりゲイの人がいる!この手のキャバレー・スタイルのショーって、やっぱゲイの人、好きなんだよね。カップルってより、年配ゲイのグループが多かったかな。
で、彼女、よかった!もう、本当に歌がうまい!スローなバラードからアップテンポの曲、ゴスペルっぽいものからジャズっぽい曲まで、まさに黒人ソウル・シンガーって感じ!
曲と曲の間には、大爆笑のトークがはいって、満足度、大!
「どう、この靴、素敵でしょ?」ってステージで、いきなりヒールの靴を脱ぎ出して、お客さんに見えるようにステージに置いて、会場からの「素敵っ!」って掛け声に、「あら、たなたなんて名前?ジェームス?ごめんね、あなたにはあげられないわ、かわいい男の子でも探してね!」って、もうジェームス、ゲイまるわかり!
「最近、娘に子供ができちゃって、もうお婆さんよ!」なんて、言う割にはパワフルに歌いまくっていた。
すでに先週1回目のコンサートを終えて、この日曜は2回目のコンサート。最後のコンサートは木曜の、全3回。
ラスト近くでは、その日の新聞のコンサート・レビューで、初日の彼女のことが書かれてたみたいで、なんと“星10個中7個”って採点!「これって平均って意味でしょ?でも、私はアベレージな女じゃないわよっ!」って言って、会場から大きな声援をもらっていた。
今回は、観客のノリもよく、盛り上がったコンサートで、本人もすっごく嬉しそうだった。アンコールも、2回も出てきて、2回目なんて会場の明かりがついた後だったるするほど。
そのアンコールで半分スパニッシュ、半分英語で歌った「ベサメムーチョ」、これもよかった!
Joeは、「シェールのコンサートが、100ドル。今晩のコンサートは40ドル。どう思う?」って聞かれたけど、こんなん比べるものじゃないでしょ!シェールはシェール、それなりに楽しかったし、今晩のコンサートは、衣装変えなんてなかったけど、圧倒的なボーカルを十分楽しんだコンサート。
できればラストの木曜のコンサート行きたかったけど、あいにく予定が入っていたのでパス。でも、予定さえ入っていなければ、マジ、また行きたいコンサートだった。
by funnyfelix | 2005-09-13 11:16 | syd-event