ジェイミー君事件の抗議デモ行進
ちょっと古くなりますが、3月8日に行われたマルディグラのパレードの後に起こった事件に対する抗議のためのデモ行進について、レポート。
集合場所は、パレードの行われたオックスフォードストリートの中心、テーラースクエアー。
そこからサリーヒルズ警察書の前までデモ行進したんだけど、まずは、主催者や関係者からのスピーチが行われた。
当事者の、警察に逮捕されたジェイミー君は不参加だったけど、その女友達が参加。
また、その他にもマルディグラ時期に警察から不当な扱いを受けたり、逮捕された人の話など警察に対するかなり強い抗議のスピーチ。
集まった人は、警察の発表が1000人、主催者は2000人と発表されたけど、見た感じ、1000人以上で2000人に近いと思う。
で、パレードのコースを逆行するようにオックスフォードストリートをデモ行進したんだけどあるグループが掲げていた「警察はみんな最低!」みたいな内容の横断幕を見て、「これは、違うかも?」って思って、自分はデモ行進は不参加。
って、別に警察すべてを全否定するつもりはないし、警官だっていい人はいるわけで、今回の事件に関しては
1 公平な調査による原因解明
2 警官の過剰な暴力の行使の禁止
この2点をお願いしたいんだけど、あまりに警察官に対する過剰な抗議が強すぎるように感じた。
まあ、今回は様々な意見が出ていて、簡単にはまとめられない状況。
自分としては、発端となった例の映像だけど、やはり警察の過剰な暴力行為は許せるものではないと思う。
その前の、逮捕されたジェイミー君が警官に対してガンガン蹴りを入れている映像も見たけど、それでも、やはりあの警官の行為は行き過ぎだと思う。
それよりも、警官がなぜジェイミー君を呼び止め、さらに逮捕になったかの理由が知りたい。
今回、パレード終了後に、道をブロックして横切れないよう警官が配置されていたみたいで、道を渡りたい人たちと警官の間でいろいろと問題があったよう。
このジェイミー君も道を横切った後に逮捕されたよう。
毎年、パレード終了後はフェンスが撤去され、歩行者天国のようにみんな自由に行き来できたのに、今年はそうではなく、もしそうするのだったら事前にマルディグラ事務局からもアナウンスが必要だったと思う。
ただ思うのは、日頃から警察に対する不満がたまっていたんだと思う。
今回のジェイミー君の件は、その発端に過ぎず、パティーで裸にしてドラッグの所持検査や、パレードでも、レザーのグループに「尻を隠せ」と言ったり、続々と警官に対する苦情が噴出している。
3月19日には、ゲイコミュニティーと警察による話し合いが行われたり、歩み寄りしようとする試みがおこなわれている。
しかし、ゲイの警察に対する不信感はかなり強いものだと思う。
まあ、警察もすべてが同じ考えを持つ訳ではないので、やはり、それをいかに教育していくかが問題だと思う。
このままだと、来年のパレードで、警官のフロートは大きなブーイングが起こりそう。
やはり、ブーイングなどないハッピーなマルディグラになって欲しいです。
by funnyfelix | 2013-07-22 06:30 | g-news