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シドニー・ゲイ・パブ情報

シドニー・ゲイ・パブ情報_a0030752_22441333.jpg食べ物の話題ばかりで、まだゲイ・パブについては書いてなかったので、遅ればせながら紹介。とは言っても、まずはシドニーのゲイ・パブの全体的な話から。

まず、地区的には、有名なオックスフォード・ストリートとニュータウンに分けられる。オックスフォード・ストリートは、マルディグラのパレードにも使われるストリートで、ハイド・パークからテイラー・スクエアーのあたりまでにゲイ・パブが数軒ある。都心からも近く、裏道さえ入らなければ人通りも多く、遅くまで遊んでいられ、帰りもタクシーがつかまりやすい。

ただ最近は、ストレートのクラブが多くなってきたので、ゲイ・ストリートと呼ぶにはちょっと「?」な感じ。前に、この通りのカフェのウエイターの人と話してた時、「世界各国のゲイ・ストリートはお洒落なのに、どうしてシドニーはこんなきたないんだ!」って言ってたけど、確かに雰囲気的にはあまりよくない。レストランやショップの移り変わりも激しいし、道も広く交通量が多いのも原因か?

今のところ、魅力ある通りにするために工事を始めるそうだが、一体どこまで魅力ある通りに変身できるのかは不明。最近、オックスフォードの中心にあるテイラー・スクエアーは一足先に噴水などを使って、新しく生まれ変わったが、まあそんなに変わったとは言えない…。

で、もう一方のニュータウン。シティ中心からだとタクシーで10分ほどのところにあり、ここではゲイ・パブは2軒。オックスフォードと比べるともう少しローカルな感じで、個人的にはニュータウンの方が好き。ニュータウンのメイン・ストリートは、キング・ストリート。ここはお洒落な店から個性的なショップ、雑貨屋、レストランもタイやベトナム料理が充実している。

昼過ぎぐらいから、キング・ストリートの店を一軒一軒のぞいて、カフェでお茶飲みながら通りを歩くゲイのカップルをチェック!で、ボトル・ショップで安めの白ワインでも買って、夕飯はタイ料理。その後、ゲイ・パブでドラァグ・クイーンのショーを見て、気分がのってくれば店を変えて朝まで踊り狂う!ってのがお薦めのコース。オックスフォード周辺もゲイの人が多く住んでいるけど、このニュータウンもゲイの人が多いので、犬を散歩しているカップルとか、手をつないで歩いてるカップルが多い。

次に店について。ほとんどのパブは、音楽ガンガンでみんな立ち飲み。日本で言えばクラブみたいな感じ。いわゆるカウンターで、そこにお客が座って、マスターが切盛りするようなスナック系の店は一軒もない!

店の入り口には、イカツイお兄ちゃんが立っているが、この人はセキュリティの人で泥酔の客だとか、未成年の客を店に入れないようにチェックしている。日本人は若く見られがちなので、写真付きのIDは持って行った方がベター。パスポートは危険なので国際免許証とか。大きな鞄を持っていると「中、見せて」とか言われることもある。まあ、でも普通はそのままノーチェックで入ることができる。一部の店では、入るのにお金を払うところもあるが(クラブ系)、ほとんどのパブは無料。

で、中に入ると飲み物をオーダー(でも、必ずオーダーしなくてもいいので、飲まなければタダ)。飲み物はカウンターでオーダーするのだが、パブで一般的なのはヤッパ、ビール。それも、日本で言う生ビールをグラスで、って感じ。カウンターに行くと、そこに蛇口のようにビールのサーバーがあり、それぞれにビールの銘柄が書かれている。シドニーで一般的なのは「VB」と呼ばれている「ビクトリアン・ビター」。どこのパブでも置いてあるはず。個人的には「トゥイーズ・ニュー」が好き。

それから、生ビールの場合は、グラスのサイズがあって、日本で中ジョッキぐらいのが、スクーナーと呼ばれて、その半分のサイズがミディー。この2種類。地方によって、このサイズの呼び方が違って、パイン、ハーフ・パインと呼ぶところもある。で、カウンターで「Can I have two schooners of VB, please」って叫べば、スクーナー・サイズのビクトリアン・ビターが2杯出てきて、金額を叫んでくるので、お金を渡せばOK!「トゥイーズ・ニュー」の場合は、「VB」のところを「NEW」って言えばOK!水が欲しい時は、「two schooners of VB」を「a bottle of water」でOK!まあ、ビールだけでなく、ジン・トニックなど簡単なカクテルもオーダーできるし、カウンターの後ろにはショーケースがあって、瓶入りの美味しそうなカクテルもある。このところシドニーでは、瓶入りのカクテル・ドリンクがちょっとした流行り。

で、飲み物をゲットしたら、後は踊るもよし、マン・ウォッチングもよし、気になる人がいれば話し掛けるもよし。

一つ注意は、パブによっては週末異常に混むので、入り口で入場規制して長い列ができることがある。待っていれば入れるが、こういう時は中は激混みなので現金や貴重品はしっかりガードを。何人かスラれた人がいるので…。

by funnyfelix | 2004-09-26 22:42 | g-pub