オランダ発・ゲイ雑誌「BUTT」
前から紹介しようと思っていたオランダのゲイ雑誌「BUTT」。
通常ゲイ雑誌というと、綺麗に手入れされたモデルの写真がメインなんだけど、この「BUTT」は、それと180度違ったアプローチ。
ピンクのザラっとした紙でモノクロのページが多く、手に取った感じは「自費出版のアングラ雑誌」!
モデルも、そのあたりのお兄ちゃん!
って感じで、いわゆる「普通」の人。
これが自分的にはかなりキテます。
それも、様々なタイプの人が毎回載っていて、他のゲイ雑誌では見られない、セクシーさがっ!
で、メインはインタビュー。
それも、ゲイにゆかりのあるデザイナーやアーティストなどがっ!
ルーファス・ウェインライトからマーク・ジェーコフス、それに大好きな写真家ヴォルフガンク・ティルマンスなどなど。今年のマルディグラにも来ていたジョン・ウォーターズもね。
創刊は、2001年で、年4回発行の季刊誌。そして、2006年に5周年を記念して発行されたのが「BUTT BOOK」。
創刊から5年の間のベスト版、って感じで過去の記事や写真を1冊にまとめたもの。
かなり厚みのある本だけど、ピンクの紙の質感など雑誌のテイストはそのまま。
で、シドニーでは、なかなか手に入らない(オックスフォードの本屋さんにあるけど)雑誌「BUTT」が、たっぷり楽しめる1冊になってます。
紙の質感やシンプルなレイアウト、インタビューの人選のセンスとか、「自費出版のアングラ雑誌」なんて言っちゃったけど、やはり世界中で話題になってるゲイ雑誌だけのことはアル、って感じで、内容も誌面デザインも大好きです。
ゲイ雑誌なので裸の写真も多いけど、アートや音楽の好きな人だったらストレートの人でもこのインタビュー記事はおもしろいと思います。
読み物中心で、お洒落なゲイ・カップルのトイレにさりげなく置いてありそうな感じ。(もちろん、いい意味でね)
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by funnyfelix | 2010-03-16 15:31 | suki!!